2010年12月21日

(編)猫の恩返し


子猫が道端で鳴いていた。

生後数ヶ月の子猫だ。

どこにでもいそうな三毛猫。

目はまんまるで人懐っこい笑顔をこちらに向ける。

思わず拾い上げていた。

名前は「ゆう」女の子。

それ以来ずっとうちに居座っていた。



元気そうに見えるけど、どこか影があり、人を見るとビクッとする。

そうかと思うと甘えたそうにこちらを見ては、

私が気付きそうになるとどこかへ隠れてしまう。

そんなとらえ所のない、それでいて可愛い猫だった。

かれこれ10数年も前の話だ。




昨日の帰り道。

どこからか子猫の鳴き声がする。

声の方に視線を向けると、「ゆう」とそっくりな子猫がいた。

思わず「ゆう!」と声を掛けてみた。

自分は「ゆう」じゃないと主張するかのように全く無視をする。

私は足を止めて似たような猫がいるもんだなとしばらく眺めていた。







拾った猫・・・

拾った命・・・

拾った・・・・・・

あれ?






前の日この近くで手帳を落としたことを思い出した。

一所懸命探したけど見つからなかった手帳。

あと数日で終わるからと無理矢理諦めようとした手帳。

それが子猫の入っていった草むらのところに落ちていた。

あんなに探してなかったのに、見つかったよ。





「ゆう」には逢えなかったけど、

いつもと違うスピードで歩いたことでいつもと違う景色がみえたんだね。



こんな風にスピードを変えてみると・・・

いろんなことが起こるんだろうな。

「ゆう」ありがと!!



posted by 岡田昌己 at 18:24| Comment(2) | TrackBack(0) | 気の向くままに・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ここだよ!気付かなければそのまま。でもいろんなアンテナがあるから拾うんだよね。
Posted by みかん at 2010年12月24日 00:04
>みかんさん
本当ですね。
気付かなければそのまま・・・なんですよね。
私の場合はどちらかといえば、気付かせてもらった感たっぷりですけどね。
Posted by 岡田昌己 at 2010年12月24日 12:44
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