2016年03月01日

センセーション


怒っているような
風が吹き荒ぶ中

車椅子を押す
おじいちゃん

いっぱい着込み
毛布を膝に掛け
温かくして
乗っているのは
おばあちゃん

あまりにも強風で
歩道を押している時は
かろうじて
進んでいたのだが
橋にさしかかると
風にあおられて
先に進めなく
なっている

散歩どころではない

肩越しに
おばあちゃんに
話し掛けている

戻ろうか相談しているのだろう
見かねて近寄って声を掛けた

大丈夫ですか?
押しましょうか?

そういって
おじいちゃんに声を掛け
おばあちゃんを覗き込んだ

車椅子に乗っていた
おばあちゃんは
なんと人形だった

おじいちゃんは
お構いなしに
「ありがとう、お願いします」
と押してくれることを
喜んでくれた

これがおじいちゃんの
日課なのだろう

なんとなく
現実を見た気がした



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posted by 岡田昌己 at 18:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 気の向くままに・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする