2012年03月31日

声の聴こえる方へ


大歓声

あちらから聴こえる

ほんのかすかな声

そっと耳を傾け

ちいさなちいさな

音を聴き分けようと

集中していく

大歓声に隠れた

たったひとりの声を探し

集中は増していく

周りの景色は遠ざかり

ちいさな声が

はっきりと聴き分けられるようになる

大歓声の中のたったひとりの声

その声に近づいていくと

人だかりの向こうに

はにかむように

隠れている姿を見つけた

手を振ると

にっこりと

ほほ笑みを返してくれた






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posted by 岡田昌己 at 00:26| Comment(2) | TrackBack(0) | 気の向くままに・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月30日

毛吹草


すごく古びた昔ながらの古本屋。

その一角にどうみても何ヶ月も放置されたままの空間がある。
しばらく見ていたが誰も立ち止まることなく素通りする。
そんなひなびた空気感。

妙に興味が湧く。
いったいどんな本があるのだろうか。

所狭しと並んだ本棚。
文庫本のかたまりが無造作に積み上げられる。
一番上に一際古い本があった。
パラフィン紙につつまれいかにも古い。

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posted by 岡田昌己 at 16:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 気の向くままに・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月29日

山から降りてきた少女


青空

ガーガーと
アヒルは鳴いている

ぐぅーんと
茎を伸ばした花は
森の緑に彩りを添える

手前には
湖底が見えるほど
透き通った湖が広がり
湖畔に切り株がある

そこにひとり
少女が座っていた


DVC00546.JPG


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posted by 岡田昌己 at 20:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 気の向くままに・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月28日

贈りもの


背中のほうからやって来た

すごい勢いで

砂煙をあげて

突風が吹き荒れる


びっくりして

後ろを振り返ると

黒い雲が

ごぉーーっと

迫り来るように

押し寄せる


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posted by 岡田昌己 at 19:28| Comment(4) | TrackBack(0) | 気の向くままに・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月27日

Note


自分の使った道具

絵に残して

文字にして

感謝する

こんな授業をするんだね


IMG00064.jpg






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posted by 岡田昌己 at 19:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 気の向くままに・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月26日

浮いた、浮いた!


浮ーいた、浮いた♪

なーにが浮いた?

「氷!」


おっ、流氷はもう終わりかな?




浮ーいた、浮いた♪

なーにが浮いた?

「話!」



そういえば最近は聞かないなぁ?


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posted by 岡田昌己 at 17:54| Comment(4) | TrackBack(0) | 気の向くままに・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月25日

無作為に選ばれる


三角形の厚紙

箱の中で混ざり合い

出番を待ちわびる

「君は何番だい?」

「おいらは『3』と書いてあるよ」

「私は『4』だわ」

「ぼくは『7』!!」

それぞれに自分の番号を確認する

おっ!

静かに!

手が入って来たぞ!!

何度も何度もかき混ぜはじめた

(目が回るよ・・・)

なんて思うこともある

やがては1枚を引いていった


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posted by 岡田昌己 at 23:01| Comment(1) | TrackBack(0) | 気の向くままに・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月24日

並んでいる


まだ誰も座っていない

卒業式前の椅子

主役と脇役の登場を

今か今かと待ちながら

整然と並んでいた


IMG00063.jpg


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posted by 岡田昌己 at 17:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 気の向くままに・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月23日

常に口を閉ざしているけれど


黙して語らない

力ずくで口を割ろうとしてみても

語りかけて説得しようとしてみても

固く口を閉ざしている


困り果てて

暗くして

物音がしないように

遠目に見ていた

あれれ?


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posted by 岡田昌己 at 20:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 気の向くままに・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月22日

垂れそうな・・・


おともだちがね

「ほっぺが垂れるほどおいしかったよ」

そういってたんだ


だからね

おとうさんに おねがいしたんだ

「ぼくも ほっぺが垂れるところ いきたいっ!」って


すっごく たのしみにしててね

おなか いっぱいになるまで たべたんだ

でもね ぼくのほっぺは 垂れなかった

ちょっとがっかりしたよ


だけどさぁ

まっかに 垂れさがってたの みつけたよ

これ おともだちに おしえてあげてもいいよね!



DVC00344.JPG






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posted by 岡田昌己 at 19:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 気の向くままに・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする